産後に手首や親指の付け根が痛むのは腱鞘炎かも。
腱鞘炎の中でもドケルバン病になるママが多いです。
私も産後の腱鞘炎(ド・ケルバン病)に悩みました。なかなか治らず大変だったので、体験談を交えつつ、病院の治療のことや対策についてまとめました。
手首が痛い!骨折れてるかも。初めての腱鞘炎
私が腱鞘炎になったのは、長女を里帰り出産して、自宅に戻った日。
引っ越しも重なったので、親(子供の祖父母)に手伝ってもらいながらちょっと荷物を片付けていました。親が帰って晩御飯の準備をしようと思ったその時、手首に激痛が。
今まで感じたことがない痛みで「疲労骨折かも」と思ったほど。パパは痛みがわからないようで、「ないてるよー抱っこしたら?」と他人事。
辛すぎて本気で実家に帰ろうか迷ったほど。
夜だったので病院も空いておらず、翌日接骨院に行きました。
そこでついた診断が「腱鞘炎(ドケルバン病)」でした。
ドケルバン病は
腱鞘炎は聞いたことがあったのですが、ドケルバン病は初耳。
腱鞘炎とは、筋肉と骨を結ぶ紐状の筋の腱の部分と、その腱が浮かないように押さえるトンネル状の腱鞘という部分と過度に擦れることで炎症を持った状態のことを言います
発生場所で多いのが、手首、指といった部分です。
特に親指のつけ根で起こる腱鞘炎は「ド・ケルバン病」(狭窄性腱鞘炎)
引用:腱鞘炎ひこばえ整骨院
手首も痛かったのですが、親指の付け根が痛かったので、スマホのしすぎかな?と思っていたのですが、違っていました。
腱鞘炎(ドケルバン病)の主な症状
主な症状は
- 少し動かしただけでも付け根が痛い
- 力が入らず物が持ちにくい
- 手を広げるのも痛い
- 痺れた感じがある
といった感じでとにかく痛みがひどいです。赤ちゃんのお世話どころか日常生活もままなりませんでした。
産後は腱鞘炎になりやすい。主な原因
産後は腱鞘炎になりやすいようで、先生にも出産してすぐはよくあるよと言われました。
ホルモンの影響
産後はホルモンバランスで、腱鞘炎になりやすいです。特に授乳中だとなりやすいとのお話でした。
慣れない抱っこで腕を使うから
慣れない抱っこで手首を使うからというのも腱鞘炎になる原因の一つ。
腱鞘炎が治ってからの方がもっと重い赤ちゃんを抱っこしています。なので単純に重さだけの問題ではないですが、出産するまではこんなに長時間抱っこすることはありませんしね。
姿勢
出産すると無理な姿勢を取ることが多くなります。もともと肩こりがある人は動きが制限されやすく、腱鞘炎になりやすいです。
ドケルバン病で接骨院で提示された治療法は4つ
接骨院に行った時に説明された治療法は4つ
- 注射※
- 薬※
- 固定する
- リハビリ
※は授乳中の場合は注意が必要。
注射がこの中では即効性ありと説明されました。感覚として近いのはインフルエンザの予防接種の大きいのを手首にしてる感じ。めっちゃ痛いです。
授乳している場合は念のため1日くらい授乳をストップしてくださいと言われました。即効性ありと聞いたので授乳を止めて注射しましたが、私の場合痛みが消えることはありませんでした。
次は薬です。ロキソニンなど、薬で痛みを和らげます。シップなども有効です。ただし、薬は授乳中使えないものがほとんど。(使えるものはほとんど痛み止めの効果がなかった)授乳中だと使いにくいです。
固定するのは授乳中でもできる対処法です。私の場合、かなり症状がひどかったので、ギプス(骨折した時に固定するやつ)で固定してもらいました。お風呂やお皿洗いなど大変ですが、動かない分かなり痛みはましでした。
あとは病院に通ってリハビリするのが地道な治療法です。アイシングや電磁治療など、よくある治療です。
家でできる腱鞘炎対処法
病院に行くのがいいとはいってもなかなか頻繁に通うのは難しいので、家でできる対処法についても書きました。とにかく手首を使わないことが大切。
サポーターを使う
手首を動かさないのが1番。ギブスみたいにしっかり固定してあげたほうがしっかり動きは固定できるのですが、市販のサポーターでも手首の動きを制限してあげることができます。
手首にも痛みがある場合、サポーターに抑えられて少し痛みがありますが、それでもサポーターがあった方が悪化は防げます。
テーピングをする
テーピングで手首の負担を軽減してあげるのも有効。
スポーツ選手などが使っているキネシオテープは手首の筋などの役割の代わりをしてくれるので少し手首の負担が軽減されます。
できるだけ手を使わない
痛くならないようにする治すためにはできるだけ手を使わないと言うのが1番です。家にいて家事も育児もしている中手を使わないと言うのは不可能。なんですができるだけできるだけがんばって手を使わないようにします。
ずっと抱っこではなく抱っこ紐に頼る。料理も手間のかかるものあんまりしない。重たい布団の上げ下ろしはだってもらう。などできるだけ協力しつつ手を抜きつつ体を休めてあげて下さい。
腱鞘炎はいつまで続いた?二人目は?
腱鞘炎は長女が3ヶ月の時から9ヶ月くらいまで約半年続きました。最後の方は、固定するのも面倒になって、痛みに耐えながら育児をしていました。痛みに慣れてきて、だんだん重くなっているはずなのに、いつの間にか治っていたと言う感じです。
二人目の時は腱鞘炎にならず。一人目で腱鞘炎になったから二人目も腱鞘炎になるとは限りません。
ドケルバン病かな?と思ったら早めに病院に
ドケルバン病は慢性化すると長引きます。手首や指の付け根が痛いなと思ったら無理せず早めに病院にいってくださいね。